事業主貸、事業主借を計上した後ってどうなるの?

事業主貸借イメージミニ緑

以前『事業主貸、事業主借ってどういうときに使うの?』という記事を書きましたが、その続きになります。



期末に、事業主貸残高400、事業主借残高150、元入金残高500、青色申告控除前の所得金額50があったとします。


期末から翌期首に繰り越すときに事業主貸残高、事業主借残高、青色申告控除前の所得金額は元入金に振り替えます。


翌期首になると事業主貸残高と事業主借残高はともにゼロからスタートします。


翌期首の元入金残高

500(期末の元入金残高)+50(青色申告特別控除前の所得金額)-400(期末の事業主貸残高)+150(期末の事業主借残高)=300

となります。

上記の内容を貸借対照表を使って説明すると以下のようになります。

期末

貸借対照表
資産の部 負債・資本の部
〇〇〇 ---- 〇〇〇 ----
〇〇〇 ---- 〇〇〇 ----
〇〇〇 ---- 〇〇〇 ----
事業主貸 400 事業主借 150
    元入金 500
    青色申告特別控除前の所得金額 50


翌期首

貸借対照表
資産の部 負債・資本の部
〇〇〇 ---- 〇〇〇 ----
〇〇〇 ---- 事業主借 0
〇〇〇 ---- 元入金 300
事業主貸 0 青色申告特別控除前の所得金額 0





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